よくある質問
Q1.力がなくても合気道はできますか?
合気道は柔の武道で力を使わずに相手を制する武道です。また力を使わない方がよい技ができます。
Q2.運動神経が悪くても合気道はできますか?
基本をきちんと学んで行けば、よい合気道ができます。うまく出来ない時は、どうすればうまくできるか考えて工夫しましょう。
Q3.合気道にはなぜ試合がないのですか?
日本の古流武術は型稽古の繰り返しで試合はありませんでした。合気道は古来の稽古法である型稽古を伝承しています。あくまで武道としての心身の練磨を本道としているからです。
Q4.合氣道の魅力はなんですか?
- 柔の武道である事。
- 純粋な日本の武道である事。
- 深い精神性があり、日本の精神を学ぶことができる事。
- 外国へ行ったときに、日本の文化である武道を身に着けておくと、役に立ちます。また合気道は世界140か国で160万人が学んでいますので、外国の方との交流もできます。
- 奥が深い武道なので、研究・工夫・上達していく楽しみがある事。
- 相手とぶつからず、のびのびと調和する無理のない技なので、気持ちのよい爽快感があり、全身運動なので、心身の健康にも役に立つ事。
- 護身のために役に立つ事。ただ、力を使わないという事は技の要素が高いので、難しく、使えるようになるには時間がかかります。
Q5.合気道がうまくなるにはどうしたらよいですか?
- まず受け身を身につけましょう。受け身を身に付けることで怪我をせずに合気道が続けられます。
- また受け身ができると相手の技をきちんと受けることができます。「取り即受け。受け即取り」という言葉がありますが、作用反作用で技をかける人と技を受ける人は同じ力を感じています。うまい人の技を受けることで技が身に付きます。
- 正しい立ち方を身につけましょう。合気道の強さは立つこと、座ることにあります。
- 技を行うには、入身・転換という体さばきが大事です。体さばきを身につけましょう。
- 「当たり」という言葉があります。相手と自分の接点を通じて相手の中心と自分の中心を結ぶことです。それによって相手の動きがわかり、相手を動かせるようになります。「当たり」を学びましょう。
- 肩の力を抜く事は合気道の極意です。肩の力を抜くと脇も締まります。
- 合気道が力を使わずに相手を制せられるのは、相手を崩すからです。サッカーでも敵陣が乱れていなければ、強いシュートでもはじき返されます。逆に相手の陣営がかきまわされて崩されていれば、チョンと当たった程度のボールがゴールします。相手を倒そうと思わず、相手を崩すことを意識しましょう。
- 合氣道は剣術から生まれた武道です。木刀を振る中に、合気道のエッセンスがあります。木刀の素振りをするとうまくなります。
- 後稽古をしましょう。正規の稽古の中だけでは、ワンポイントしか伝えられません。稽古が終わった後に、先輩に教えてもらったり、同じくらいの人と研究をしましょう。そうすると、技が細かいところまで理解でき、練れてゆきます。